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演奏会に寄せて

2014年07月23日 19:15

久しぶりに楽器の話をしようと思います。

先日、FFTの楽曲を演奏するオーケストラ団体・テンプルナイツ交響楽団の演奏会が開催されました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は学校の部活でトランペットを始めてそこそこ長い間吹き続けてきました。途中で体調を崩したり現在お休みしていたりもしますし決して上手くありませんが、気が付くとこれまでの人生の半分以上を楽器と過ごしてきています。Twitterでも”トランペットを吹く人間”として繋がりを持って下さっている方もたくさんいらっしゃいます。最初に勤めた会社を辞めた後、なんとなくTwitterを始めてから、遠出をしたり新たに誰かと会ったりすることがとても楽しみになりました。新しい趣味も増えたし、同じ趣味を続けていてもこれまで目を向けていなかったことにも視点が行くようになりました。
そんな折、FFT楽曲の演奏会を開いている「星の調べ」の見学にお邪魔させていただきました。その時の募集メンバーは第3回演奏会に向けてのもので、星の調べの存在と活動自体は第2回の前に知っていたんですがその頃はまだ関東へ遊びに行くという発想自体が無く、演奏会も関東での開催だったので「へ~こんな団体があるんだ~!」という印象でした。Twitterを始めて遠征に興味が出てきて、かつ別の方面で星の調べ団員さんと繋がりが出来たこともあって、見学に行くことにしたのです。

見学させて頂いての感想は、「楽しかった」以外に言い表しようがありません。これまでどこの学校・団体でも味わうことが無かった、人が集まって曲が構築される喜び、それに自分が加担しているというはっきりとした感覚、団への親しみやすさ、団員の皆さんの素晴らしい感性…自分の演奏が下手であるという苦しさを遥かに上回る喜びがそこにはありました。初めての練習であんな感覚を味わったのは生まれて初めてでした。
ところが、その日から一ヶ月も経たないうちに背中と腰を骨折してしまい、楽器はもちろん仕事も出来ず、それ以降の練習に参加することが出来なくなってしまいました。団員の皆さんに大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
そして陰ながら応援しようと決めていた第3回演奏会も、東日本大震災の影響で中止となってしまい…。

今回のテンプルナイツ交響楽団には星の調べから楽譜の貸与がされ、奏者にも星の調べのメンバーがいました。私も星の調べでは戦線離脱しTオケにも参加することが出来ず悔しかったですが、直前まで練習を重ねた後に震災の影響で苦渋の決断をした星の調べ団員はもっと悔しかったと思います。奏者としてだけでなくスタッフとして関わった団員の皆さんが、この三年分の譲れない思いを、止まった時間を、たった一度きりのこの演奏会にぶつける。それを思うと本番の一週間前から涙が止まらなくて、本番を見に行けないことが確定した後は寂しいのか悔しいのかもうよくわからないけど泣けて夜も眠れないほどでした。奏者もスタッフも見に行ける人も見ていて羨ましくてたまりませんでした、が、三年間ずっと待っていたのは私達だけでなくお客さんも同じだったこと、限られた練習時間の中で奏者があれだけの演奏をやりきったこと、それがお客さんの心に響いたこと…それがとてつもなく嬉しかったのです。

今回の演奏会に関するつぶやきのまとめを作成させて頂いていますが、普段あまりTオケの話をされない奏者の方も、楽しかったな、すっきりしたな、終わってしまって寂しいな、というつぶやきをされていて、本当にいい演奏会だったんだと感じています。奏者・スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
今、私が楽器を中断している理由としては骨折の後遺症でうまく息が吸えず効率的な練習ができないこと、それによって上手くなれずにつまらなさを感じてしまうこと、何より吹いていて楽しいと思える環境にないことがあり、「そのうち楽器再開したいなあ」という気持ちも消え失せていたんですが、テンプルナイツ交響楽団の活動を見ていて「これくらい楽しめる場所にいられたら、また楽器がやりたい」と思うようになりました。体のリハビリも練習も大変だし、それよりも仕事だの資金だのといった物理的な問題もあってそっちは絶望したくなるような見通しの立たなさではありますが、いつか、あの時のメンバーと一緒に音楽ができたら…そう思っています。



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